K島 ひとり ――ヤマゼ②
❤
昨日の子どもと同じく、その男も手首には 赤い破れた布切れが巻き付けられ ヤマゼの風に流れている。
伸びっぱなしと思える髪の毛も絡まるように流れる。
声をかけるのも気後れするような雰囲気がヤマゼの中を流れ…
大きくなれずに枯れたような木立の並ぶ 奥の池へ消え入るように姿を消した。
――明日へ続く。
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