K島 ひとり ――156段
❤ ❤ ❤ ❤
帰り道は山肌を削っただけの急な坂道である。
若い衆や子どもらは難なく降りてくるが…
年齢を重ねた人たちは、途中の木に抱きついたり もたれたり 枝につかまりながら降り切った所に『ゴンベエ』が立っている。
俺を見上げながら「よう頑張っとるのう」とつぶやくヒデばあさんに「お互いになぁ」と声をかけると…ふと耳を傾けてくれた。もしや、俺の声が聞こえたか??
――月曜日へ続く。
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